matsuri7103 posts
移行先のお知らせと最後のご挨拶
いつもお世話になっております。マツリです。※前回の記事が未読の方は、先にそちらをご一読お願いします。新しい移行先のページを公開しましたので、下記にお知らせいたします。 (frame embed) プロフィールにも記載...
7月30日をもちましてFANBOXのプランを削除します
いつもご支援いただき誠にありがとうございます。Twitterでは告知していたのですが、こちらでのご報告が遅くなり大変失礼いたしました。タイトルにありますように、2022年7月30日をもちまして、FANBOXの全プランを削除し、...
佐賀、神隠しの村<episode 4>
昴の数歩後ろを歩いていた千歳は、途中で会話が途切れたことで初めて彼とはぐれてしまったことに気付いた。不自然なものがないか周囲に視線を向けたり、足元に注意を向けたりしていたのでずっと昴の背を追っていた...
土佐国のおはなし
土佐国、檮原という村で怪奇に遭った人の話が残っている。 秋祭りの夜、帰路についていた者が川向から三味線の音を聞いた。暗がりの中でよく目を凝らしてみると、どうにも料理屋があるらしい。あんなところに料...
佐賀、神隠しの村<episode 3>
「…………おい、……おい! おねえちゃん、大丈夫か?」 耳に届く声が次第に大きくなり、緩やかに浮上していた昴の意識は完全に覚醒した。 「! ……ここは……?」 上体を起こすと、自分を覗き込むようにし...
伊予国のおはなし
伊予国の南に、オシオリサマという風習がある。 峠を挟んだ二つの部落を一本の道が繋いでいる場合、各部落にはオシオリサマと呼ばれる地蔵が一尊置かれていることが多い。 道行く人々は、部落に入る前にオシオ...
佐賀、神隠しの村<episode 2>
レンタカーを最寄りの駐車場に停め、千歳と昴はかつて遠路地村と呼ばれていた場所へと足を踏み入れる。 「思ったより歩きやすいですね。もっと鬱蒼とした感じかと思ってました」 敷き積もった枯葉の上を歩きなが...
讃岐国のおはなし
讃岐国に七人童子という怪が現れるという。丑三つ時に四辻を通ると、童子姿の黒い影が一列に並んで歩いている。人間がこの行列に行き会うと、気分が悪くなったり、死を呼び込むと言われている。七人童子が現れる四...
「頁をめくる」に関するおしらせ
「蓬莱三角記・前日譚」のタイトルで連載していたプレ小説、前日譚の前日譚という立ち位置のお話は先月で終わり、次からは前日譚本番(日本語がおかしい)という位置づけのお話を書こうと、プロットから初稿へ執筆作...
蓬莱三角記・前日譚:削除されたページ
「魔の海域」というのをご存じだろうか。 フロリダ半島の先端、プエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角形の海域をバミューダトライアングルと呼ぶ。この海域では、昔から船や航空機での移動中に乗務員が突然...
佐賀、神隠しの村<episode 1>
そこがどんな村であったかを知る人は、もう誰も生きていない ● 「なんだか今日は夢見が悪かったなぁ……」 鶴子の父、由良志郎は時折そう言って自身が見た悪夢の内容を家族に語っていた。 なんでも、悪い...
怪異語り05:双子石トンネル
――どちらまで行かれますか。 ――双子石トンネルの手前まででお願いします。場所、分からなかったら誘導しますので。 ――いえ、大丈夫です。……先週も、案内したばかりですから。 ――ドライバーさんも大変です...
蓬莱三角記・前日譚:浦島の話
詫間(たくま)の与太郎の話は知ってるかい。 なんでも、もとは仁尾に住んでいた人らしいが、遠く流されてここに着いたらしい。 竜宮城? ああ、あの人の話は間に受けないほうがいいぞ。悪いお人ではないんだ...
蓬莱三角記・前日譚:徐福の話
「東海には蓬莱という山があり、そこには仙人が住んでいる」 私がその霊山の存在を最初に聞いたのは、秦が中華を統一する前、我が祖国である斉が在った頃だ。 当時、屋敷に来ていた商人の一人に毛織物を売って...
怪異語り04:福島の雪洞花嫁
夜の9時を回り、ほとんどの職員が帰宅した八百白館本部の事務室では、瀬田と坊野の二人が居残って共有ファイル用の資料を作成していた。 「よし、……これで完了!」 「やった、終わったー!」 最終チェックを終え...
長野、姥捨神社(急)
見た目には何の変哲もない、普通のバスに見える。とはいえ、経験の浅い俺に判断できるものでもないけれど。 バスには美海先輩が先に、続いて三善さんが乗り込んだ。これは最初から決めていたことで、美海先輩が...
変わらないものと変わっていくもの
今月の初旬に、毎年恒例の正倉院展を兼ねて奈良に行ってきました。今年は移動が難しいのではないかと思ったものの、この頃には落ち着いてきたので行けて良かったです。とはいえ、関西に住んでいる友達には一切連絡せ...
長野、姥捨神社(破)
「初めての実地調査が登山とはお前も大変だな、海老名」 新幹線の車窓から流れていく景色を見ながら、美海先輩がまだ眠気の残った声を出す。 「いや、そんなことないですよ。実地調査できるのずっと楽しみにし...
風土ごとに違う「怖いもの」
ここ最近、落ち着いた環境で自分のペースでオリジナル小説を考えたり書いたりしているうちに、少しずつ二次創作についても前向きになれて、前のジャンルとは違うけれどまた二次創作でホラーも書いてみようかなと思う...
長野、姥捨神社(序)
本件に言及する前に、まずは事の発端となった都市伝説について記載する。 「23:55の最終便バス」 件の都市伝説は、流布するなかで上記の名称で呼ばれるようになった。 流布のきっかけとなったSNS投稿文を下記...
関ヶ原での思い出
昨日9/15は旧暦での関ヶ原合戦の日。そこでふと、関ヶ原の体験談をまだお話していなかったと思い、せっかくなので書くことにしました。私が大学生の頃、まだ個人サイト全盛期――当時は歴史ジャンルで創作活動をして...
怪異語り03:真夏の納涼会
東河寮所属の滋丘(しげおか)は、自宅のパソコンの前で和やかに談笑していた。 滋丘が顔を向けるモニターには、分割された画面にそれぞれ同期の顔が映されている。同じ時期に怪異観測機関に入ったものの、全員...
地名に関する話
カメラマンをしている友人に連れられて、大阪にあるギャラリー兼カフェバーに行った。そこで出逢った友人のギャラリー仲間の一人が、ホラー漫画家さんに怪談のネタを提供している方で、私が怖い話が好きだと伝えると...
秋田、夢の通い路<episode 5>終幕
話は古代まで遡る。 当時の惣台村に、「夢問い(ゆめどい)」という風習があった。これは平安の都でも流行していた、呪い(まじない)の一種だ。 想い人と結婚することが自由にできなかった時代、せめて夢の中...
実話怪談と小話
雨が続き、じっとりとした暑さを感じ始めると、怪談にぴったりの季節になったなぁと思う。FANBOXや一時期やっていたもくりで身近に起きた怖い話を語っていたので、まだ話していない内容はあったかな、と記憶を手繰り寄...
秋田、夢の通い路<episode 4>幕間
昔から、よく知らない場所で眠るのが不安で、怖くて、なかなか寝付けませんでした。 夢の中で、妙なことが起きるのです。 あの日は修学旅行で関東方面に行ったときのことでした。 二日目の夜、富士五湖の、...
これまでのこと、これからのこと
昨日のお知らせから、早々にご連絡いただきましてありがとうございます。今月の支援者の方全員が対象ですので、1年未満の方で自分が対象かと、もしご不安なようでしたら、「そうです、ご対象です」とお答えします。...
支援者の方へお知らせ(6/20までのご確認をお願いします)
※6/11一部修正しました最近急に熱くなりましたね。みなさま、熱中症などにはお気をつけください。さて、以前お知らせしていましたFANBOX活動1周年を記念して、支援者のみなさまへ感謝の気持ちを込めたホラー本プレゼン...
秋田、夢の通い路<episode 3>
俺、奥田千歳は惣台村という小さな村で生まれた。祖父の家で、祖父と両親との4人暮らしだったけれど、両親は事故で亡くなり、俺は祖父との2人暮らしになった。 祖父は長年この村の村長をしている。村の運営に関す...























