出張編集部に行ってきた話
🕑 Added 2025-09-07 08:24:58 +0000 UTC以前から気になっていた出張編集部に行ってきました。
これはCOMITIAという同人誌即売会の会場内にある催し物で、その場で商業漫画雑誌の編集者に自分の作品を見てもらい、アドバイスをもらえるというもの。
私は漫画の投稿やアシスタントなどをしたことが全くないので、他者の客観的な目から見たアドバイスをもらえる機会というのは貴重です。
実際に行ってみて、予約等なしで突然行けば見てもらえる上に、ネーム段階の物でもOKなので気楽に参加できました。
自分が普段から気になっている部分ではなく、まったく気にしていなかった部分について指摘される傾向があったので、その点でもすごく参考になりました。
持っていったのは以前少しお見せした客室乗務員の漫画のネームを、少し手直ししたバージョンです。
AとB、2つの編集部の方に見ていただいたので、備忘録の意味も兼ねてここにまとめておきます。
■A社
良い
・エロシーンは良いと思う
気になる
・エロシーンまでの説明が長い
→まったく初対面の2人がセックスするまではどうしても長くなりがちなので、知り合いなど接点のある関係にする
・モノローグやセリフが多い
→特にエロシーンに集中できるように、絵と擬音を中心としたページを増やす
・主人公がそこまで積極的な性格じゃないのに、途中からいきなり前向きになる
・最後にヒロインが落ちるところまで発展するほどのことが起こっていない
■B社
良い
・ヒロインが落ちていく流れや心情描写は良いと思う
気になる
・セリフが多い
→特に男のセリフや、似たような意味のセリフが被ってるところを減らす
・エロシーンの1シーンが長い
→場所を変えるなどして別のシーンに切り替えるとテンポが良くなる
・エロシーンで男の姿が画面に入りすぎている
といった感じでした。
これは髪フェチ要素のない割と普通のエロ漫画で、自分としてはエロシーンが一番自身がなかったので、そこは良いと言われたのは意外でした。
もちろんだいぶ手加減して言ってるんだとは思いますが・・・笑
やっぱりなと思ったのは、エロシーンまでが長い。
これについてアドバイスされたのは、そもそも説明が長くなりそうな設定を見直すということ。
たとえば赤の他人同士よりも、同じ職場の2人の方がセックスにいたるまでの説明が少ないのは間違いなく納得できるところ。
これについては早速実践していきたいと思います。
想像してなかったのは、セリフが多い、男が見えすぎ、の2つ。
後者については私が意識してなかっただけで、一般的なエロ漫画やAVなどでも男性はあまり映らない構図になっているのは知ってはいました。
この理由は「男性が見えてると萎える、抜けない」というもので、この感覚自体は私にもあります。自分が描いている漫画についてだけ、そういう意識が薄かったということだと思います。
つまり客観的な視点が持ててなかった部分なので、実際にどれだけ男性を見えなくするかは置いておくとしても、今後意識してみます。
セリフが多すぎは、エロに集中しづらくなるからとのこと。
例えば
「こんなの覚えさせられたら・・・もうオナニーじゃイけなくなる・・・」
というヒロインのモノローグがあるコマについて
もうオナニーじゃイけないのは表情を見れば分かるので、削ってもいい
と言われてなるほど・・・と。
これは逆にいえば、絵でキャラクターの感情を表現できればそれだけセリフを削りやすくなる→セリフが削れないのは絵の情報量が少ない、ということかもしれません。
この「表情を見れば分かるから削っていい」は今回言われたことの中で一番印象深かったことで、今後は自然とそういう意識を持てそうです。(できるかどうかは別として)
以上、漫画を描かない方からすればあまり興味のある内容ではないと思いますが、とても参考になったというお話でした。
今後も継続して参加して、自分の漫画の上達に役立てられたらと思っています。
Comments
Yagi(athu)
athuというペンネームで呼ばれることに、昔から見てくださっている感じが伝わります。ありがとうございます。 出張編集部は私もわりと最近になって知りました。 良い点についてコメントをいただけるのは、間違いなく創作を続ける一番の原動力です。 私は気力も集中力も人並み以下ですが、こうしてマイペースで創作を続けられるのは、それを見てくれる人が居るからです。 本番以前に興奮を煽ってくる描写というのが、自分ではなかなか上手くできていると思えず、今もうろうろと迷走している最中です笑 今後もそう言っていただけるように、そう言ったシーンも少しずつ上達させていけたらと思います。
Yagi(athu)
ありがとうございます。 アドバイスは自分が今後どういう事に取り組むかの指針になるもので、その効果が出るまでにはある程度時間がかかると思いますが、得られたフィードバックを元に少しずつでも上達していければと思います。
vtw
出張編集部と言うものがあることを初めて知りました。今回話題に上げていただけなかったら、一生知らないままだったかもしれません。 私からはathuさんの作品の素晴らしいと思う所を述べさせてください。 ・男を美形に描かない 確かに野郎はエロシーンにおいて視覚的に邪魔なのは同意できます。野郎を超絶美形のイケメンではなく、フツメン寄りの抽象的な顔に描かれているため、読み手は作品に没入しやすいはずです。少なくとも私はそう感じます。 あるいは、いっそ女同士でやったら良いんじゃないでしょうか。(冗談ですw) ・本番以前に興奮を煽ってくる描写がある 見たこともないような巨大なお団子髪の後ろから見たアングルや、匂いについての言及など、この趣向の者たちなら真ん中の足が起立してしまうようなドツボを、あなたは良くわかっていらっしゃいます。また、男の方が喜ぶのを承知で女性側が興奮させるような仕草や挙動を見せてくるのも素晴らしいです。 人類は皆、本性が猿並みにエロいためか様々なエロジャンルが生み出されて紙や電子を通じて地球上にばらまかれてきました。 髪フェチについては、メジャーどころと違った難しさや理解の相違がある半面、無限のアイディアや自由度が存在するのです。 ・athuさんご自身が筋金入の髪フェチである 世界の正気を疑ってしまいそうですが、この手のジャンルの作品はしばしば大きな出版社が印刷して本にすることがあります。 街の本屋さんに置かれるんですよ?たまげたものです。 何とは言いませんが、この作者さんは髪フェチではないんじゃないかと思っちゃうようなものもありました。 athuさんは本物です。あなたはこちらのジャンルのパイオニアであり老舗なんです。誇りに思いましょう。まだ私が若かった頃から、あなたにバケツ何杯分もの水溶き片栗粉の貸しがあるようなものです。 今回の出張編集部のお話やGIFアニメの作成など、あなたの情熱には趣味の範疇を超えた並大抵ではない何かを感じます。 読むだけで描けない立場の私が随分物申してしまいましたが、あなたの絵も漫画も大好きです。 いままでも、これからもお世話になります。
Nicci
You got some really valuable feedback from going there yagi! I curios how it will impact u work!