日本人と韓国人の保健体育⑨
🕑 Added 2020-12-07 10:26:00 +0000 UTC
「ふふ」
「なんだよ」
麻里ちゃんのことを思い出して笑う僕を、健人が不思議そうな目をして見てくる。
「いや、なんでもない」
昨日のことは、僕と麻里ちゃんだけの秘密にしようということになった。
晴れて僕たちが両想いだということを確認できたのは嬉しいことだが、まずは受験に集中しなければならない。
「次は理科の授業か」
ふと麻里ちゃんの方に目をやると、ジンスに何か話しかけられているようだ。
「あいつら、やっぱり付き合ってるんだな」
健人は、ジンスと麻里ちゃんが話している様子を見てそう言うが、麻里ちゃんがジンスと付き合っておらず、さらには恋愛感情も何もないということを知っている僕にとっては、あの二人の姿を見てもまったく動揺することはない。
「麻里ちゃんとジンスは理科の教科係だからね。次の授業が始まる前に、先生のところに御用聞きにいかなきゃならないんでしょ」
思った通り、麻里ちゃんとジンスは二人で教室を出て行った。
「意中の人が違う男と付き合っても呑気なもんだな。それとも最初から勝負を諦めてるのか?」
もちろん、見ていて気分の良いものではないが、今の僕には圧倒的な自信がある。
卒業式の日には、健人も、僕と麻里ちゃんの秘密を知ることになるだろう。
「そういやさ、俺昨日初めて射精できたんだ」
「本当に?おめでとう、って言うべきなのかわからないけど、とりあえずよかったね」
「おう。射精って本当に気持ちいいんだな。今までシコシコやってただけの自分が馬鹿みたいだよ。びびらずに最初から射精までしとくんだった」
「まあ、初めての射精までは怖いよね」
「ちなみに、射精したときのオカズはなんだったか知りたいか?」
正直、健人の初射精のオカズがなんであれどうでもよかったけれど、目をキラキラさせながらこちらを見てくる健人の顔をみると、興味のない返答をすることはできなかった。
「一応聞いておくよ、オカズは何だったの?」
「聞いて驚くなよ……麻里ちゃんだ!」
「なんで僕がそれを聞いて驚くんだよ……」
麻里ちゃんをオカズにして健人が初めての射精をした、ということ自体はどうでもよかったが、健人がする妄想の中の麻里ちゃんは一体どんな淫らな姿をしているのだろう。
「一回さ、麻里ちゃんの下着姿を見たことがあって、それを思い出してシコってたら、ピュッと射精しちゃったよ」
「麻里ちゃんの下着姿ね〜、って、え!?お前、麻里ちゃんの下着姿を見たことがあるのか!?」
ふっふっ、と嬉しそうに健人は笑うと、「おこぼれだったんだ」と言いながら詳細を話し始めた。