韓国人がバイトの女の子をオナホにする方法⑦
🕑 Added 2021-04-20 16:28:07 +0000 UTC
(そうだ、健太にLINEしてヒョンスくんの誤解を解かないと)
詩織は暗がりの中でスマホを探して健太にメッセージを送った。明日、健太に会う予定があるのだからそのときに言えば良いのに、詩織は一刻も早くヒョンスの誤解を晴らしてあげたい気がした。
詩織:そういえば、キムヒョンスくんのこと友達から少し聞いたんだけど、健太が言ってるようなことは聞いたことないって言ってたよ。なんかただの噂話でデマの可能性が高いらしい!
健太から、すぐにメッセージが返ってきた。
健太:本当?それ誰に聞いたの?優馬も翔吾も言ってたから完全なガセってことはないと思うけど。てかキムヒョンスって見るからに悪そうな顔してるじゃん
詩織:ヒョンスくんはそんな悪い人じゃないと思うよ。多分誤解されやすい人なんだよ。顔も割と整ってるから、日本人に嫉妬されるって言ってた
健太:え?実際話したの?キムヒョンスと
詩織:いや、その友達から聞いた話!
健太:そうなんだ。まあ実際話してみなきゃわからないと思うけど、なんとなく信用できないのは俺だけ?笑
詩織:実際会えばわかるんじゃないかな?もう寝るね、おやすみ
健太の一言一言に鬱陶しさを感じ、詩織は会話を早々に切り上げてしまった。いつもだったら、今日何をした、とか、明日は何をするとかそういう他愛もない会話をするのに、ヒョンスとの30分を過ごし、詩織はなんとなく心に満たされたものを感じていた。今は健太よりもヒョンスと話したい。あるいは、ヒョンスとのあの30分間を反芻していたい。断じて恋愛感情ではない。ただ、ヒョンスという人間に少しばかり興味が湧いただけなのだ。そうに決まっている。
詩織はヒョンスの連絡先さえ知らなかった。学生証も返してもらったし、もうヒョンスに会う用事もない。どちらかから働きかけない限り、ヒョンスと会う機会は永遠に失われてしまったのだ。「もう一度話したい」とは思いつつも、詩織はこれ以上ヒョンスに特別な感情を持つ前に、彼とは会わないようにすることが得策だと理解していた。
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翌日、大学が終わり、健太との待ち合わせの場所に行くと、健太はまだ来ていなかった。映画の上映開始時間までには20分ほどしか時間がなかった。ここから映画館のある駅までは10分ほどかかる。そこから徒歩で5分だから、上映開始ギリギリだ。
5分経った。健太は来ない。昨日のヒョンスとの待ち合わせが思い出される。
10分経った。まだ健太は来ない。スマホを見ても、特に健太からメッセージが来ている様子はない。この時点で上映開始に間に合わないことは確定だったが、詩織は辛抱強く待ち続けた。
「ごめん!遅くなった!」
健太がやってきた。「ごめん」とは言っているものの口元は弛緩しており、笑みが隠しきれていない。詩織は、怒る気持ちを抑え、空気を壊さないように注意しながら聞いた。「遅かったね。もう映画間に合わないよ。どうしたの?」
「授業の後に同じクラスの友達とちょっと話し込んじゃってさ〜。学祭も近いしクラスの出し物決めるための会議もやらなきゃねってことでこれから忙しくなりそうなんだよね」
詩織を待たせた割に、遅れた理由はそれほど重要ではないものだった。
「そうなんだ。今日映画どうする?」
「何時からだっけ?」
「もうあと5分後には始まるよ。今から行くと予告の時間含めても最初の10分くらいは観られなくなっちゃうかも……」
「う〜ん、そっか。どうしよっか。クラスの人たちもまだ会議してるって言ってたしな」
詩織の目から徐々に光が失われていく。健太が、詩織とのデートよりも、クラスで行う行事の準備の方に行きたがっていることは明白だった。それなのに、健太は自分から「クラスの方に行きたい」という決定的な一言を言わない。できれば自分からこのデートを断ったことにしたくない、という健太の考えが透けて見える。
「健太、クラスの方に行きたいんだったら今日はナシにする?」
「えー!でも、それも悪いしなあ」
健太の目には喜びが満ち溢れた。当然だ。詩織の申し出はまさに渡りに船だったのだから。
「別に良いよ。そっちに行きたいんだったら」
「怒ってる?」
「別に」
怒っていないわけがない。こんな風にデートが中止になるなんて思ってもいなかった。
「詩織はどうしたいの?」
「今日はクラスの方に行けば良いと思うよ。映画はまた今度行こうか」
少なからず人目もあるこの場所で痴話喧嘩することを避けたくて、詩織は会話を強制的に終了させる方を選んだ。
「そうか、詩織がそこまで言ってくれるならそうしようか。映画はまた今度行こうね!詩織、好きだよ」
取り繕った「好きだよ」の言葉とともに、健太はウキウキした足取りで、今来た道を帰っていった。「健太って卑怯」と詩織は思った。男らしく自分が行きたいと言えば良いのに。女の口を借りて自分の望みを言わせるなんて本当に女々しい。
手持ち無沙汰になった詩織の頭に思い浮かんだのは、女友達ではなく、ヒョンスのことだった。ヒョンスくん、もしかしたら今日も大学に来てるのかな。会って話したい。今ヒョンスくんに会ったら、きっとなんでも話しちゃう気がする。ヒョンスの影のある一面を見てから、詩織はヒョンスになら自分の孤独も理解してもらえるのではないかと思ったのだ。
いつも通りの大学。いつも通りの帰り道。だが、詩織の心は寂しかった。健太と付き合う前は一人でも全然平気だったはずなのに、大切な人ができると人は孤独に耐えられなくなるのかもしれないと詩織は思った。
その時、待ち望んでいた声が詩織の後ろから掛けられた。
「詩織ちゃん!」
低く落ち着いていて、でも透明感のある声。キムヒョンスだった。